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選択した講義科目の内容です

2025
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講義科目名称 :
まちづくりの思想と技術
英文科目名称 :
 
授業コード :
13207010 
開講期間 配当年 単位数 科目必選区分
後期(4Q)  1・2・3・4  2  選択 
担当教員
田中 友悟 
区分  科目番号  曜日・時限    
           
添付ファイル
対象学生
全学部、山梨大学生、科目等履修生(社会人・高校生等)、特別聴講生(大学コンソーシアムやまなし等)
授業の目的
地域課題の解決には、問題を捉えて構造化する分析力、資源をつなぎあわせて価値をうみだす編集力、活動を事業へと育てていく企画力など、複合的な能力が求められます。「まちづくり」とは、そのような課題解決のための実践知に加え、私たちみんなが共有する暮らしの土台ともいえる「公共」を育てていく営為です。それは、私とまちの幸福な関係を築くための思想であり、技術だといえます。
本科目では、世間一般には抽象的とされる「まちづくり」という概念を捉えなおし、私たちの身近な行為である「作る」と「使う」の視点から私とまち(地域)を結ぶまちづくりの技術・姿勢を学びます。
学士力A
技法力
学士力A(ウエイト)
学士力B
思考力
学士力B(ウエイト)
学士力C
実践力
学士力C(ウエイト)
学士力D
 
学士力D(ウエイト)
 
学士力E
 
学士力E(ウエイト)
 
学士力F
 
学士力F(ウエイト)
 
学士力G
 
学士力G(ウエイト)
 
学士力H
 
学士力H(ウエイト)
 
到達目標No.1
まちづくり・地域づくりの現代的意義を理解し、さまざまな実践例を説明できる。
到達目標No.1(学士力対応)
技法力
到達目標No.2
社会課題の構造を捉え、まちづくり・地域づくりの可能性を考察できる。
到達目標No.2(学士力対応)
思考力
到達目標No.3
日々の生活が、まちづくり・地域づくりと密接につながっていることを意識できる。
到達目標No.3(学士力対応)
実践力
到達目標No.4
 
到達目標No.4(学士力対応)
 
到達目標No.5
 
到達目標No.5(学士力対応)
 
成績評価の方法
評価の方法 割合(%) 評価の基準
目標No.1 30% 最終課題により到達目標の達成度を評価する。
目標No.2 40% ディスカッションへの取り組み状況(議論への参加、貢献度)により到達目標の達成度を評価する。
目標No.3 30% 講義への参加態度(質疑応答、レポート)により到達目標の達成度を評価する。
合計 100%
授業の方法
毎回振り返りシートを配布し、履修者の意見や質問に対する意見交換の時間をもうける双方向型の授業形式となります。
受講に際して・学生へのメッセージ
私たちの暮らす地域には大小様々な地域課題が存在しています。この地域課題の背景にある構造を捉え、解決へと導く取り組みは往々にして「まちづくり」という言葉で表現されます。しかしこの言葉が想起するのは「都市計画」「ローカルビジネス」「コミュニティデザイン」など多岐に渡り、その本来の意味は曖昧なまま理解されているのが実情です。本講義ではまちづくりの原点に立ち返り、その本来の意義である「公共性」を再確認した上で、受講生の方々にとっての実践的なまちづくり論をつくることを試みます。現在の優良事例を知ったり、過去の歴史を振り返るだけではなく、私たちとまちとの幸福な関わり方を考える時間を共にできればと考えています。
本講義の実践編は「ローカルデザイン実践演習」です。両講義をセットで受講すると、まちづくりへの理解がより深まる設計となっています。
教科書
テキスト 適宜プリントなどを配布します。
参考書 講義時に適宜紹介します。
授業計画の概要
1
タイトル (12/3水) オリエンテーション
 
授業内容 まちづくりとはなにか・講義の詳細 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
2
タイトル (12/10水) まちづくり概論①
 
授業内容 まちづくりを支える理論 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
3
タイトル (12/10水) まちづくり概論②
 
授業内容 日本におけるまちづくりの歴史・多様な実践のかたちとその可能性 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
4
タイトル (12/17水) ゲスト講演
 
授業内容 「〈私〉から始めるまちづくり」/まちづくりの思想と技術を知る① 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
5
タイトル (12/17水) ディスカッション
 
授業内容 第4回の講義を踏まえたディスカッション 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
6
タイトル (12/24水) ゲスト講演
 
授業内容 「〈公〉から拡がるまちづくり」/まちづくりの思想と技術を知る② 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
7
タイトル (12/24水) ディスカッション
 
授業内容 第6回の講義を踏まえたディスカッション 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
8
タイトル (1/7水) ゲスト講演
 
授業内容 「〈公共〉を支えるまちづくり」/まちづくりの思想と技術を知る③ 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
9
タイトル (1/7水) ディスカッション
 
授業内容 第8回の講義を踏まえたディスカッション 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
10
タイトル (1/14水) ゲスト講演
 
授業内容 「まちを〈つくる〉営み」/まちづくりの思想と技術を知る④ 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
11
タイトル (1/14水) ディスカッション
 
授業内容 第10回の講義を踏まえたディスカッション 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
12
タイトル (1/21水) ゲスト講演
 
授業内容 「まちを〈つかう〉営み」/まちづくりの思想と技術を知る⑤ 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
13
タイトル (1/21水) ディスカッション
 
授業内容 第12回の講義を踏まえたディスカッション 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
14
タイトル (2/4水) 学習の振り返り・発表
 
授業内容 これまでの講義の内容を振り返り、自身が実践できるまちづくりの思想と技術を発表します 
事前学習 自分が感じる「美しい」「おもしろい」「興味深い」という感情の源泉について考える 
事後学習  
15
タイトル (2/4水) 学習の振り返り・発表
 
授業内容 これまでの講義の内容を振り返り、自身が実践できるまちづくりの思想と技術を発表します 
事前学習  
事後学習 授業後に講義の振り返りシートを作成し、質疑応答の時間を設けます 
実務経験のある教員による授業科目の概要
教員の資格・職業・実務経験:
まちづくりのための事業開発を行うクリエイティブスタジオ Hasen inc 代表取締役/山梨の文化資源の発掘・発信を行う地域商社 山梨市ふるさと振興機構 代表理事/
大学院にて「まちづくりのプロセスとデザイン思想の関係」を研究(2015~2017)。主に京都、兵庫、山梨にて、まちの文化継承を目的とした調査、企画開発、事業運用までを一貫して担うまちづくり事業に従事(2015~現在)。これまで取り組んだ人や時間のあいだをつなぐまちづくり事業の経験から、実践的な技術とそれを支える思想をゲストとの対話をとおしてお伝えできればと思います。

方法:
実務経験で得たまちづくりの思想と技術を生かし、全国各地でまちづくりや地域づくりに従事するゲスト講師との議論をとおして、受講生それぞれがまちと関わりを結ぶための様々な方法をお伝えします。
備考
・本科目は、次の時間帯に山梨県立大学飯田キャンパスで実施します。
12/3 16:30~18:00
12/10~2/4 16:30~19:40
・ゲスト講師に失礼の無いよう、無断遅刻や無断欠席はしないようにしてください。
・授業は基本的に2コマ連続で実施します。(※第1回は1コマ)授業日時を間違えないようにご予定ください。
・他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。