対象学生 |
全学部、山梨大学生、科目等履修生(社会人・高校生等)、特別聴講生(大学コンソーシアムやまなし等)
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授業の目的 |
山梨県には、世界文化遺産やユネスコエコパークなど、自然の美しさはもちろん、多様な歴史や文化を色濃く残す山岳地域が広がっています。本科目は、ネイチャーガイドをキーワードに、山岳信仰などの地域の歴史や文化なども紹介しながら、季節に合った多様な視点で、その現代的な意義や概要を学びます。また実際に県内で実施されているネイチャーツアーに参加し、体験的な学習を行います。
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到達目標No.1 |
山梨の自然・歴史・文化の特性や環境の保全について人に説明できる。
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到達目標No.2 |
人と自然に対してホスピタリティ精神を持ち、地域の魅力を伝えることができる。
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到達目標No.3 |
自然と社会との共存を図りながら新たな活用方法やビジネスモデルを提案することができる。
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到達目標No.4 |
人と自然を愛し、社会の継続的な発展に向けた観光活用と、それに取り組む主体的な態度を持つことができる。
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成績評価の方法 |
評価の方法 |
割合(%) |
評価の基準 |
目標No.1
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20%
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講義での参加態度・姿勢により評価する
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目標No.2
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20%
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フィールドワークでの参加態度・姿勢により評価する
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目標No.3
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30%
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共同作業に対する積極性と活動内容により評価する
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目標No.4
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30%
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レポートにより評価する
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合計 |
100%
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授業の方法 |
1、 講義は、座学(対面式)と現地演習のハイブリットで実施を予定しています。 2、アクティブラーニングの一環で、学外での実践演習を行います。その際は、ネイチャーツアーを実施する際、必要となる役割を分担して実施していただきます。 3、事前にオンディマンド講義を受講していただく場合があります。 4、必要な連絡や講義の詳細は、講義で指定するグーグル・クラスルームにアップする予定です。
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受講に際して・学生へのメッセージ |
1、演習では、里山程度ですが、実際に1日登山をしながら実習をします。一定以上の体力と気力、そして他者との協調性が必要です。 2、講義は、初心者向けです。事前に特別な知識や技能は問われません。 3、本講義は、フィールドワークを含むため、変則的な時間割で実施します。また予定時間を超過する可能性もあります。下記の備考を必ず参照の上、履修してください。
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教科書 |
テキスト
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教科書の指定はありません。随時紙媒体のプリントやパワーポイントの資料などを配布します。
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参考書
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*菊地俊夫 ・有馬貴之 (著)、2015年、『自然ツーリズム学 (よくわかる観光学)』、朝倉書店。3,080円。 *瓜生中、2020年、『よくわかる山岳信仰』、角川文庫。1,056円。 *内山節、2007年、『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』、講談社現代新書。902円。
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授業計画の概要 |
タイトル
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(10/12日) オリエンテーションとネイチャーガイドに関する説明
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授業内容
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授業の最初に、授業の進め方、評価方法に関するガイダンスを行います。ユネスコエコパークとネイチャーガイドの概要について紹介します
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事前学習
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事前に指定した過去の動画による講義風景などの確認を行っていただきます。
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事後学習
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タイトル
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(10/12日) 山岳信仰とは
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授業内容
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演習地域に関連した山岳信仰に関する歴史文化財や古道について紹介します。
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事前学習
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事後学習
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授業の振り返り(講義の成果と課題)を指定した意見用紙に記入します。
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タイトル
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(10/19日) フィールドワークに関する説明と注意事項
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授業内容
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甲武信ユネスコエコパーク内の深草観音など、次回の演習コースの説明と役割分担の検討を行います。
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事前学習
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各自自宅で、演習の準備をしていただきます。
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事後学習
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授業の振り返り(講義の成果と課題)を指定した意見用紙に記入します。
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タイトル
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(10/19日) フィールドワーク(1):積翠寺付近から深草観音へのトレッキング(往路)
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授業内容
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甲武信ユネスコエコパーク内の積翠寺付近と深草観音への往路で、景観や文化財に関する実習をします(山梨県甲府市)。
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事前学習
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休憩時間などを使用して、現状の確認と質疑応答をします。
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事後学習
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タイトル
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(10/19日) フィールドワーク(2):深草観音とその周辺地域での実習。
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授業内容
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同パーク内の深草観音とその周辺地域で、景観と自然・文化財の学習をします。(山梨県甲府市)。
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事前学習
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休憩時間などを使用して、現時点での成果と課題を議論します。
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事後学習
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タイトル
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(10/19日) フィールドワーク(3):深草観音から積翠寺へのトレッキング(復路)
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授業内容
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同パーク内の深草観音から積翠寺への復路で、景観や文化財に関する実習をします(山梨県甲府市)。
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事前学習
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休憩時間などを使用して、現状の確認と質疑応答をします。
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事後学習
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タイトル
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(10/26日) フィールドワークの報告会(1):情報共有
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授業内容
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フィールドワークで収集した写真や映像、データを使い、担当ごとに報告し、情報を共有します。
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事前学習
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事後学習
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報告会の振り返り(講義の成果と課題)を指定した意見用紙に記入します。
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タイトル
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(10/26日) フィールドワークの報告会(2):報告書の作成
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授業内容
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チームの担当ごとに報告書や広報用資料を作成します。
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事前学習
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事後学習
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報告会の振り返り(講義の成果と課題)を指定した意見用紙に記入します。また事後学習では、チームで最終報告書を完成させていただきます。
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実務経験のある教員による授業科目の概要 |
山梨総合研究所の理事長として、山梨県内の課題解決に資する研究に携わっている。
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備考 |
・本科目は、次の時間帯と場所で実施します。 10/12(日) 13:10~16:20 山梨県立大学飯田キャンパス 10/19(日) 8:00~17:00 現地演習(集合・解散場所 山梨県立大学飯田キャンパス) 10/26(日) 13:10~16:20 山梨県立大学飯田キャンパス ・学外実習については、交通費・参観費など、若干実費が発生する可能性があります(詳細は、開講時に告知)。 ・他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。
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